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対話

ピアノを操るピアニストにとって、ピアノ相手に対話しながら弾くのですから、姿勢はとても大切です。話をするときに相手の目を見る、トゲトゲしていては相手(ピアノ)も、音も、良いものが返ってくることはありません。特に肘位置は鍵盤上と平行になるように演奏できのがよいとされています(グレン・グールドはおいておいて)。肘がこの位置にあると、指先までを幅広く柔軟に動かせる範囲がひろがり、本人も弾きやすいですし、また見た目も美しいです。写真は、足台無しで演奏されている生徒さん。下の写真が椅子を一番上にし、鍵盤と(ほぼ)平行になっている状態です。肩から腕の角度でピアノに柔軟に対応できます。低すぎる椅子を使わないようにしたり、足台で足を着地させて安定させたり、ぜひピアノ習学者が小さな頃から拘ってほしいです。