
なかなか練習が進まない、時間はあるのに練習スイッチが入らない…そんな生徒さんもちらほらお見受けします。鍵盤は押せば鳴る簡単な音の出る楽器かもしれませんが、押しているだけでは相手のいないお人形ごっこみたいなもの。鳴らし方ひとつ、出したいイメージを描いて弾くことなど、弾き手の働きかけ次第で、生き物のように対話が成り立つ楽器だと私は思っています。家の中で人形ばかり相手に話していても、外に出て生身の人間とコミュニケーションを取るのは容易では無いように、普段からご家庭での練習時など、鍵盤楽器と対話するように練習できていたら、きっと楽しい時間にもなると思います。