
幼い頃、ピアノの先生宅での1時間レッスンのうち、半分はソルフェージュ授業でした。歌唱力や表現力を養う学ぶレッスンは高校、大学時分に二期会の先生に通っていた時期もありましたが、これはフレーズ感を考える音楽性の学びの一貫でしかありませんでした。しかし、子どもの頃のソルフェージュ授業では、歌う、聴き取る、書き取る、作ると行った学びの徹底で、楽譜を読み、捉える、ピアノを弾く能力に直結して行く大切な基礎力ばかり。30分レッスンと時間が短いなかで、なかなか伝えきれないことは多いですが、"ただ弾く"という事にならないよう、充実したソルフェージュ時間を作って行きたいと思ってレッスンしています。