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じぶんのちから

親御さんが楽譜を読めない、ピアノを弾けない、こうしたことは子どもがピアノを習い始めるにあたり全く関係ありません。教える人、反復して学ぶ時間と環境があれば、自分で覚えて、習得していくものです。ピアノでいう環境とは、定期的に練習する時間確保や、楽器を無理なく演奏できる楽器や住環境などを指します。
学校や学習塾には先生がいて、解き方を教えてくださり、宿題を出しますね。家で反復してきているか、出されたものを必ずやる習慣づけがご家庭環境も含めてできているのか、教える方は子どもの持つ背景を気にかけながら、習熟度や成果も確認しながら学びを進めます。
教えるのは先生の仕事、環境に目を配るのも先生の仕事。しかし、学んだことを出来るまで頑張るのは習う本人、そして環境を整える等ご家庭の心強いサポートです。子どもの習い事選びが"欲しい物をカゴに入れる"まるで気軽な買い物のようにならぬよう、本質を慎重に見据えて「本当に必要な学びと環境」を子どもたちに与えてあげたいなと思います。