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ハノン

プレハノンが進んできますと、"ハノンNO.1"という、ハノン1番の冒頭部があります。「ハノンてなんですか?」という幼児の生徒さんに、フランスの作曲家ハノンの教則本「ハノン」のお話しと、1番を聴いていただきました。
「ハノン」はフィンガートレーニングを行なうためのものであり、楽曲的なものはひとつもなく、淡々と、地道に進める教則本です。
「60の練習曲によるヴィルトゥオーゾ・ピアニスト(LePianiste virtuose en 60 exercices)」という正式な名称は影薄く、やはり「ハノン」名が絶対的な通称です。
幼児期、低学年でプレハノンを修了し、ハノンに入るまでにはテクニック本を5冊(シリーズ)挟むようにしています。なかなか大変なことですが、基礎を大切に学んでいって頂きたいなと思います。